ガラルルーキーズ構築

初めて真面目に構築を考えてインターネット大会(ガラルルーキーズ)に潜って見たので構築記事(っぽいもの)を書いてみることにした。

0.参加大会

f:id:rashima:20200405185406j:plain

ガラルルーキーズ

 

インターネット大会「ガラル☆ルーキーズ」

【開催期間】

1月24日(金)9時~27日(月)8時59分

【バトル形式】
ダブルバトル

【使用できるポケモン
ポケットモンスター ソード・シールド』で新たに発見されたポケモン(伝説・幻のポケモンを除く)。

 

1.構築経緯

・ガラルルーキーズルールでは電気無効タイプである地面タイプが少ない。(サダイジャ、ガラルマッギョ、デスバーンの3系統)
 ガラルポケモンは素早さ平均が低いのもあってパッチラゴンのでんげきくちばしぶっぱの通りが良いのでは?
→パッチラゴン採用

・でんげきくちばしをメインに据える以上素早さ操作要因が欲しい。
→電磁波オーロンゲ採用

・スカーフをまいてもパッチラゴンの素早さが勝てず上から縛られるため、対策が欲しい。
 環境的にガラル最速のドラパルト、壁貼りオーロンゲが多そうとの話を聞いたので合わせて対策したい。
→すり抜けドラパルト+嘘泣きオーロンゲ採用

・ここまで上から殴るポケモンばかりなのでトリルがどう考えてもうざい。
→すじがねいりでこのゆびとまれを無視でき、ガラルルーキーズ環境のトリックルーム使いに対して弱点をつけるジュラルドン採用

・素早さ操作が電磁波だけでは心もとなかったことと、全体的に紙耐久が多く不利対面での引き先がなかったため高耐久のポケモンが欲しい。
 ついでに言うとフェアリーと地面の一貫がやばいので無効か半減できるポケモンが欲しい。
→アーマーガア採用

・悪戯心オーロンゲがありえんうざかった+守る持ちが少なく縛られることが多かったためこの指が欲しい。
→サイコフィールドイエッサン採用

パーティ完成!

※惜しくも構築落ちした方々
①ワタシラガ
 袋叩きドラパルト(クリアボディ)でわたげ発動すれば最強じゃね!?敵の素早さ4段階ダウンやん!
 →初手のポケモンしか素早さ下げれず、結構交代されたのであんまり意味なかった。
  そして眠り粉が当たらないor最速起きされまくる
②マルヤクデ(キョダイマックス)
 フェアリー半減枠としての採用候補。キョダイヒャッカの拘束やダイワームのC↓はまぁまぁ強かったが、
 あまりにも火力が足りないのとヒヒダルマの岩雪崩で練習時にすべて消し飛ばされたため解雇。
 あとダイマックスしないと弱すぎたため、ダイマックス権の取り合いにて無事敗北
③ダイオウドウ
 対トリル用に採用。机上論だと強かったがマジカルフレイムやなぜか毎回トリルの締めに出てくるアーマーガアに無事敗北したため解雇。
④タチフサグマ
 割と高いS95、通りの良いタイプ一致はたき落とす、ダイ技をけん制する特性負けん気といいめっちゃ強そうなんだけどほかの採用したい奴らがフェアリーに
 弱すぎたため、同じくフェアリーに弱いこいつを入れるわけにもいかず不採用


2.個別紹介

パッチラゴン:はりきり
陽気AS@突撃チョッキ
H4-A252-S252

-でんげきくちばし
-10万馬力
-ドラク
-燕返し

陽気火力振り切り。持ち物は命の珠やスカーフも候補にあったが、命の珠は後述のジュラルドンにとられ、スカーフはダイマックスすると効果消える上に、
結局最速ドラパルトやスカーフダルマに勝てないので没に。結果ダイマックス中に効果もあるチョッキになった。
ダイマックス+光の壁でなかなかの耐久っぷりを見せてくれたので悪くはなかった。
等倍にぶち込むでんげきくちばし、ジュラルドンや電気、鋼タイプにぶち込む10万馬力、ダイドラグーンの材料のドラクロ、命中安定&ダイジェット用の燕返し
張り切りのくせに肝心な時はすべてでんげきくちばしと10万馬力をぶち込んでくれたのでとても有能だった。
ただ、思ったより先制でんげきくちばしが有効な機会がなかったのでいろいろ検討の余地あり。ダイマックス率はおそらく2位


オーロンゲ:悪戯心
穏やかHD@光の粘土
H252-D252-S4

-うそなき
-ひかりのかべ
-電磁波
-イカサマ

最初は光の壁の枠にトリックを入れて後攻の尻尾トリックをしていたが、サイコメーカーに完全敗北するので壁にすることにした。
パーティ構築的に嘘泣き、電磁波は両採用する必要があったため泣く泣く片壁をあきらめて、環境に多いジュラルドン意識で光の壁を採用。
ラスト1枠には対ドラパルト用のイカサマを採用した。
自覚がありすぎたため、明らかに今大会のMVP。電磁波を外した試合が40試合中3試合ぐらいしかなかった。なお痺れない模様。
嘘泣きも相手の計算を崩してダイマックス技でセキタンザンやジュラルドンを消し飛ばしてくれたのでめちゃくちゃ便利だった。
改善点としては2つ
イカサマ→ソウルクラッシュorかみ砕く
 嘘泣き+ドラパルトで相手のドラパルトを葬ることが多かったため、案外イカサマを打つことがなかった。
 イエッサンの処理にてこずったのでかみ砕くやサイコフィールド下でC↓の援護ができるソウルクラッシュでよかったかなとも感じた。
②光の粘土→リリバ
 ジュラルドンのダイスチルに1撃で消し飛ばされるのが辛すぎたし、壁が切れるまで戦ってるときはだいたい負け確だったのでリリバでよかった感


ドラパルト:すり抜け
臆病HS@弱点保険
H252-C4-S252

-流星群
-シャドボ
-10万
-波乗り

オーロンゲの嘘泣きを絡めて敵を葬る高速アタッカー。嘘泣きの補助もあるし弱点保険もあり火力は足りてると判断したのでHSに。
本構築の問題児。こいつの調整次第でもう少し頑張れたのではないかと思う。ダイマックス率はおそらく1位
すり抜けで壁構築をガン無視できるのは偉かった。
改善点
①弱保発動しないと火力がなさすぎる癖に素早い。
 いくらHSとはいえダイマックスしないと耐久に不安が残るが、食らうのは弱点なので当然ダメージがえぐい。
 そのため、オーロンゲ+ドラパルトで光の壁を初手貼らないとダメージ的にきついが、そうすると弱保も嘘泣きもないまま攻撃しないといけないため、
 ダイマックス技でも火力が全然足りない。無振りインテレオンすらダイサンダーで中乱1なのは酷い。
 どうせ無振りだと倒せないのでドラパルトの最速勝負をあきらめ、弱保発動前提で準速もしくはもうちょいS削ってCに振ってよかったかも。
②波乗り要らない問題
 対セキタンザン用にダイストリームを打ちたかったのと、この指対策として全体技の波乗りを採用していたが、打つ機会がほとんどなかった。
 H振りセキタンザンに対してD↓2で高乱1(93.8%)だったので行けるかと思ったが、守られたり意外とDに振ってて耐えられてたりして思ったより安定しなかった。
 この枠はヒヒダルマ用の火炎放射やダイウォールもできる守るで良かったかもしれない。
 

ジュラルドン:筋金入り
臆病CS@命の珠
H4-C252-S252

-10まんボルト
-ラスターカノン
-りゅうせいぐん
-守る

・てだすけダイスチルでH164-D123ブリムオンをリリバの実込みで確1
・ラスターカノンでH164-D123ブリムオンを確1

ガラルルーキーズ最大手ポケモン。自分が使うと弱いのになぜ相手のジュラルドンはあんなに強いのか。こいつをうまく使えればかなり強くなれそう。
対トリル要員なのであまり出さなかった。ジュラルドン対面で最速を活かして嘘泣き+ダイドラグーンでダイマックスジュラルドンをH252@チョッキという型でも68.8%で消し飛ばせるのは強み。
でも多分Hに振ったほうが強い。
ドラゴン技を連打したい対面があったが流星群のせいで出来ずに負けた試合があったので、竜の波動で良かったかも。ダイマックス率は3位。


アーマーガア:ミラーアーマー
陽気HS@オボン
H252-B4-S252

-ボディプレ
-鉄壁
-おいかぜ
-はねやすめ

何故、陽気HSで挑発すら入れずに鉄壁ボディプレ型にしたんだ、俺は?(謎)
大会直前に入れ替えたため、めちゃくちゃガバが出た個体。明らかにこの型なら腕白HBで良かった。というかそのせいで火力が足りなくて何回か負けた。
アーマーガアミラーを有利にするための最速なのに挑発がないせいでPP枯らされて負けてしまったお茶目さん(白目。
技スぺが足りなかった…。追い風はたまに刺さるので悪くはなかったと思うが、電磁波が有能すぎたので大体ボディプレしてた印象。
さすがの耐久でいろんな攻撃をだいたい1発は受けてくれた。


イエッサン:サイコメイカ
臆病HS@マゴの実

H252-B4-S252

-サイキネ
-このゆび
-しんぴのまもり
-てだすけ

対オーロンゲ&この指要員。多分1番選出してない。
思ったより嘘泣きオーロンゲがいなかったのでサイコフィールドがあまり刺さってなかった気がする。
耐久を過信してマゴの実を持たせていたが、ちょくちょく弱点保険込みで1撃で飛ばされていたし、回復込みで2耐えすることがほとんどなかったので襷でよかったかなという印象。
技スぺが余っていたので神秘の守りを入れたがマジで使わなかった。使い慣れてないせいで手助けorこのゆびの択にかなり負けたので使いこなせなかった。
 

3.選出


①基本選出
先発 オーロンゲ、ドラパルト
後発 アーマーガア、パッチラゴン

先発で早いやつをひたすら削ったり電磁波を撒いた上でパッチラゴンを通すパターン。最終的にアーマーガアで積ませるパターンも割とあった。
ドラパルトが瞬☆殺されるとパッチラゴンの負担がでかすぎるのでだいたい負ける。ダイマックスはドラパルトが切ってダイドラグーンで起点作成してた。

②対トリル
先発 ジュラルドン、イエッサン
後発 アーマーガア、パッチラゴン

手助けダイスチルでブリムオンをぶち殺しに行くムーブ。襷で耐えられてトリルされたり、後発で出てきてトリルされたり読みがガバ過ぎて割と負けた印象。
氷統一でバリコオル、ガラルバリヤードが並んでどちらかがトリル、どちらかが猫騙し打ってくるパーティは二回当たって二回とも読み負けたのでもう嫌

③対セキタンザン+ドラパルト
基本選出or
先発 イエッサン、パッチラゴン
後発 オーロンゲ以外から2体

この指してダイアースをセキタンザンにぶち込む動き。キョダイセキタンザンは手助けダイアースでようやく確1取れるくらい硬いので手助けをしたいがこの指をしないとパッチラゴンが6割削られて後がキツイので困るところ。
インテレオンのアクジェ始動の場合サイコフィールドで防げるので強いと思ってたがそんなことは当然相手もお見通しで、ドラパルトしか出てこなかった。
基本選出だと光の壁をして、相手のドラパルトをこっちのドラパルトでしばいた上で次のターンに改めてダイストリームやらで倒しに行くのが安定していたが、キョダイフンセキの削りが割と辛くて、その後が安定しなかった。

 

4.戦績&所感


27-18(勝率6割)
最高1640で最終1638でフィニッシュ。
6割勝てたし1600はちゃんとキープしたのでまぁ悪くはないかな…という印象。
目指せ勝率7割。
ジュラルドンの弱点をつけるのがアーマーガアのボディプレとパッチラゴンの10万馬力しかなくて両方物理なので、相手のダイドラグーンとダイスチルと相性が悪すぎたため、めっちゃ負けたのが主な原因。後は環境に多いダルマも電磁波を撒いてなんやかんやするという対策になってない対策しか無かったので構築段階でもう少し考える必要が有るなーと感じた。